バスに接続する機器について¶
バスに接続する機器について取り扱っているチュートリアル¶
component¶
全てのComponentクラスの基底クラス
抽象メソッド¶
-
set_equilibrium(Veq, Ieq)
componentの内部状態の平衡点を求めるメソッド
潮流計算で決定された電圧フェーザや電流フェーザから、各発電機の内部状態や各負荷のインピーダンス値を逆算するプロセス(テキストの3.1.2のステップBにあたる)- 入力変数
Veq
:componentが接続された母線の電圧の平衡点(複素数値) - 入力変数
Ieq
:componentが接続された母線の電流の平衡点(複素数値)
- 入力変数
-
nu = get_nu(varargin)
入力数を取得するメソッド
入力は任意だが、基本的には要らない -
[dx, constraint] = get_dx_constraint(t, x, V, I, u)
状態の時間微分値と制約条件の出力- 入力変数
t
:時刻 - 入力変数
x
:componentの内部状態 - 入力変数
V
:componentが接続された母線の電圧フェーザ([実部;虚部]のベクトル) - 入力変数
I
:componentが接続された母線の電流フェーザ([実部;虚部]のベクトル) - 入力変数
u
:外部入力 - 出力変数
dx
:componentの内部状態の時間微分値 - 出力変数
constraint
:制約条件(入力引数の電流フェーザと、内部状態と電圧フェーザから求まる電流フェーザとの差)
- 入力変数
メソッド¶
nx = get_nx(obj)
componentの内部状態の数を取得するメソッド
入力引数は要らない- 出力引数
nx
:componentの内部状態数
- 出力引数
component_empty¶
空の機器の実装( component クラスの派生クラス)
generator_1axis¶
1軸発電機モデルの実装( component クラスの派生クラス)
メンバ変数¶
- parameter:
発電機のパラメータ(配列)
Xd, Xq
:(それぞれ d, q 軸周りの)同期リアクタンスXd_prime
:(d軸周りの)過渡リアクタンスT
:d軸周りの回路時定数M
:慣性定数D
:制動係数
- x_equilibrium:
発電機の内部状態の平衡点
delta
:回転子偏角δomega
:角周波数偏差ΔωE
:内部電圧Ex_avr
:AVRの状態x_gov
:governorの状態x_pss
:PSSの状態 以上の要素が発電機ごとに並んだベクトル
- V_equilibrium:母線の電圧フェーザの平衡点(複素数値)
- I_equilibrium:母線の電流フェーザの平衡点(複素数値)
- avr:AVRのクラス
メソッドset_avrで発電機に接続するAVRを設定できる
avrクラスのメンバ変数は以下の通りKa
:AVRゲインTe
:励磁機時定数
- governor:governorのクラス
- pss:PSSのクラス
メソッドset_pss発電機に接続するPSSを設定できる
PSSクラスの変数は以下の通りKpss
:PSSゲインTpss
:washoutフィルターの時定数TL1p, TL1
:第一ステージの位相進み遅れ時定数TL2p, TL2
:第一ステージの位相進み遅れ時定数
- omega0:基準角周波数
メソッド¶
obj = generator_1axis(omega, parameter)
¶
- 入力引数
omega
:基準角周波数 - parameter:発電機のパラメータ(先述)
load_impedance¶
定インピーダンス負荷の実装( component クラスの派生クラス)
メソッド¶
obj = load_impedance(varargin)
平衡点電圧・電流からインピーダンス値を決定される
引数は不要